福祉まつりレポート

 こちらのページでは三宅島社協が毎年開催している福祉まつりのレポートを掲載しています。


三宅島社協では118日に行った「第13回三宅島福祉まつり」において皆さんからお寄せいただいた応援メッセージを、冊子「潮騒の詩」としてまとめ、同じく会場内で集まりました募金7,911円と共に、123日に口永良部島がある屋久島町社会福祉協議会宛てに送付させて頂きました。

折しも屋久島町長による「帰島宣言」の時期と重なり、大変お忙しい中ではありましたが、屋久島町社会福祉協議会を通じて口永良部島の地区長さんに届けていただくことができました。地区長さんのお話では、島の公民館に展示して下さる予定との事です。


今回の応援メッセージでは、同じ災害を経験した三宅島島民だからこそ送る事が出来る心温まるメッセージがたくさん集まりました。また、噴火災害を知らない子ども達も絵を描いたり、三宅島の良さを伝えるなど一生懸命、メッセージを書いてくれました。今回の応援メッセージが一日も早い復興を願っている口永良部島の皆さんの支えとなれば幸いです。同じ噴火災害を経験した島民として、これからも色々な場面で交流できれば良いと考えています。報道では依然多くの課題が残っているとの事ですが、約7か月に及ぶ避難生活を乗り越え島に戻った島民の皆さんの一日も早い復興を心より願っています。

、応援メッセージをまとめた冊子「潮騒の詩 ~三宅島から口永良部島の皆さんへのメッセージ~」は、三宅島社協の事務所でもご覧いただけます。


  三宅島社会福祉協議会では、11月8日(日)に第13回三宅島福祉まつりを開催しました!

当日はあいにくの雨にも関わらず400名以上の来場があり、会場内は大いに賑わいました。今回の福祉まつりは「帰島10周年記念~感謝!そして元気の発信!~」をテーマに、平成12年に発生した噴火災害を振り返りつつ、避難生活や帰島後の


復興を支えて下さった全国の支援に感謝し、この10年で一歩ずつ前進してきた「島の元気」を島の内外に発信することを目的に行われました。

 毎回恒例となっている「島民フリーマーケット」やサックスやギター、ハモニカといった楽器の演奏、アカコッコ合唱団による合唱や三宅島椿会による踊りの披露などのステージ発表が行われました。 最後に「島民ふれあい集会」でも行っていた「あじさい音頭」を会場全体で大きな輪となって皆で踊ることができ、「島の元気」を感じることのできる素晴らしいステージ発表となりました。


 会場内で は帰島10 周年を記念して、平成12 年の噴火災害を振り返る写真や当時の資料の展示を行いました。島外避難中に行われた「島民ふれあい集会」の映像では、島民の皆さんはもちろん、ボランティ アの皆さんが活動している場面も有り、多くの方の支えで「ふれあい集会」が行われたことを改めて感じることができました。

 また、昨年より始めた「お楽しみ抽選会」では、日頃より社協を支えて下さっている事業所会員の皆様から景品を集めさせて頂きました。会員の皆様への還元を目的としていたにもかかわらず、景品をそのままご提供頂いた事業所も有り、地域の支えの大きさを改めて感じることができました。

 子どもたち向けに予定していた段ボール迷路やボールプールは悪天候により残念ながら中止となりましたが、午後から体育館内において段ボールを使ったゲームを行いました。集まった子供たちも大いに喜んでくれました。


 今回の福祉まつりでは、三宅島と同様に噴火災害による全島避難を余儀なくされている鹿児島県 屋久島町口永良部島の  皆さんに向けた応援メッセージを集めさせて頂きました。「早い帰島を願っています!」「自然との共生。一緒に頑張りましょう!」といった励ましのメッセージの 他に、「頑張りすぎないで!」


 といった全島避難を経験した三宅島の島民だからこそ伝えられるメッセージも有りました。第13回福祉まつりで集めさせていただいた応援メッセージは、とりまとめ冊子にして屋久島町社協に送付いたします。

 このように盛大かつ有意義な福祉まつりを開催できたのも、ボランティアさんをはじめ、多くの方の支えのおかげです。本会は、これからも活気ある地域づくり、そして地域の皆様が安心して暮らせる街づくりに取り組んでいきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。